ボルドー特集★ヴィニョーブル・デュクール徹底解剖！

ボルドー市南東のアントル・デュ・メールにあるラドー村。デュクール家の祖先はその小集落ウルクに位置するシャトー・デ・コンブを1858年に購入して住み始めます。


ピエール・デュクールとその子供や孫たちは、数ヘクタールの畑でぶどうを育てていました。そこへアンリ・デュクールが加わったことで、シャトーの歴史が大きく変わっていきます。


彼は子供のうち三人（マリ＝クリスティーヌ、フィリップ、ベルナール）と共に事業を拡大し、この家族経営の会社はボルドーで最大のワイン生産企業の一つに数えられるまでになったのです。（480ヘクタール、15シャトー、6種類のAOC）

1949年 　アンリはシャトー・デ・コンブを父親から受け継ぐ。
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1951年 　このシャトーのオーナーになり、夫妻でシャトーを運営。
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1973年　 瓶詰めラインを創設し、初めてシャトー詰めワインを出荷するとともに、輸出を開始。
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1994年 　モンターニュ・サンテミリオンに位置する17.5ヘクタールのシャトー・プレザンスを買収。
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2001年 　シャトー・デ・ドゥモワゼル（カスティヨン・コート・ド・ボルドー）とシャトー・ジャック・ノワール（サンテミリオン)を買収。

2. デュクール家の目標

■環境保全への取り組み■

高品質を保持するために、ヴィニョーブル・デュクール社は1996年より革新的な技術を導入しています。以下の認証は全てのドメーヌに対して与えられ、顧客の満足を第一目標に掲げ、常により良い働き方を模索している姿勢が評価された証でもあります。

■高度な技能と顧客満足度獲得への取り組み■

企業のマネージメントに関する国際規格である2008年版の『ISO9001』は、デュクール家の高度な技能と顧客の高い満足度を保証するものです。この認証を受けるには、トレーサビリティ、HACCP（危害要因分析に基づく必須管理点）、消費者と労働者の健康と安全に関する取り組みなど、全ての基準が満たされていなければなりません。




■減農薬栽培認証を取得■

デュクール家の全ての畑は2004年から減農薬栽培認証を受けており、農業事業者を対象とした環境認証では最高レベルの認証である『HVE（環境価値重視認証）』レベル3を取得
しています。



『HVE（環境価値重視認証）』については、デュクールとのインタビュー記事で詳しく取り上げていきたいと思います。

お楽しみに！

3. シャトーについて

■デュクール家が保有するシャトー一覧■

右岸のシャトー

高品質の代名詞リブルネ区域に属するサンテミリオン、モンターニュ、カスティヨンに挟まれた場所にあります。複雑な香りと気品、ストラクチャーが素晴らしい赤ワインが特徴です。

アントル・デュ・メール

デュクール家最上のテロワールから作られるワインで、それぞれが多様な個性を表現しています。丁寧に醸造された、赤、白、ロゼの全てのワインをお楽しみいただけます。

シャトー・ラロック

ラロックはグラーヴ地区のすぐ近くに位置し、AOCボルドーの素晴らしい粘土・泥土質の畑で上質の白、赤、ロゼを生産しています。

デュクールのブランドワイン

創造力豊かで技術革新にも強いデュクール家は、非常にユニークなブランドワインをいくつも発表しています。

ジョナサン・デュクールさんインタビュー記事は
こちら！