歴史・概要
Domaine Jean Fournier ドメーヌ・ジャン・フルニエはマルサネの中でも最も古いドメーヌの一つ。その歴史はルイ13世の時代である17世紀まで遡ることが出来る。今日、Jean Fournierとその家族はマルサネ(主に赤ワイン用で、ロゼと白ワイン用の畑もある。)とジュヴレ・シャンベルタンの最良のテロワールの畑を16haほど管理している。それぞれのワインは強烈な個性を持っており、それは一部60年もの樹齢を越える古木からとれるブドウと、時に3年以上にもなる長期間の熟成によるものである。この手法によりフルボディで力強いワインが造られる。
造り手
Laurent FOURNIER ローラン・フルニエ
特徴
2003年、Jean Fournierは彼自身の息子でマルサネにおける新世代の生産者にあたるローランにドメーヌの管理を任せた。彼は若く、情熱を持った生産者で改革を行い、その結果を検証し、オーガニック耕作や除梗をしないブドウ果実を使った醸造、手摘み収穫への回帰を試みている。彼の目標は自然と環境への敬意を通して健全なブドウを造ることです。
土壌・環境
ブルゴーニュにおける伝統的な手法によりテロワールの複雑さとヴィンテージごとの個性をワインから引き出している。熟した果実のみを選別して収穫を行い、さらに畑と醸造所とで2回、果実の選別を行う。醗酵は3週間を超えて非常に長期間に渡り、幾つかの伝統的な段階を経る。熟成の過程は幾分独特なもので、伝統的なサイズの醗酵槽と大きめ(20〜50hl)の樽の両方が使用される。これにより力強く長熟なワインが造られる。ここでは傑出したマルサネ・ロゼを生産しているが、このドメーヌの至宝といえば間違いなく Clos du Royである。
自然と環境への敬意を通して作られるブドウ畑
ワイン貯蔵庫とローラン氏
収穫時のローラン氏