アンゴーヴス家の歴史は1886年にウィリアム・T・アンゴーヴスが航海船医としてオーストラリアに渡った時にさかのぼる。彼は南オーストラリア州アデレードヒルズのTee Tree Gullyに病院を設立すると、薬としてのワイン造りを開始。現在世界30カ国に輸出している5代に亘るアンゴーヴス家の原点は、ビジネスを目的としたワインやブランデーを生産することではなく、ライフスタイルを満たすことから始まった。4代目のジョン・アンゴーヴスが経営を引き継ぐと営業マーケティングの分野に力を入れ、「サーニアファーム」「C-R」「バタフライリッジ」「チョーク・ヒル・ブルー」などのブランドを構築する。設備投資も積極的に行い、巨大な破砕機、プレス機、最先端のロト・ファーメンターと冷却装置を導入した事により、ハイクオリティーのプレミアムワインの生産でも成功を収める事となる。また、オーストラリア独自の箱詰め型カスクワインはアンゴーヴス社が開発し、1965年に世界で初めて販売が開始された。このような彼の進めた発展プログラムは、現在5代目のヴィクトリア・アンゴーヴスにも引き継がれ現在数え切れないほどの賞を受賞している。
ホームページ:
https://www.angove.com.au/en