シャトー・ドゥ・ヴァルコンブはフランス南部のガール県、ニームとアルルの中に位置するローヌ渓谷最南端の街、ジェネラックにあります。かつてこの周辺がヴァルコンブと呼ばれていたことからシャトーの名前がつけられました。正式な創業は1820年ですが、ドメーヌの歴史はさらに古く、1790年にフランス革命軍へ配達した伝票が残っているほどです。ドメーヌは開かれて依頼リコム家一族によって代々引き継がれてきました。シャトーは美しい自然にかこまれた小高い丘に建っています。中でもシャトーへと続く樹齢100年の、松並木の美しさは別格で、映画〔年下のひと〕のロケ地に選ばれたほどです。
ホームページ:
http://www.chateaudevalcombe.com/
■最適な立地、きめ細かく理想的な農法
ドメーヌのブドウ畑は栽培に最も適した真南に向いた暖やかな傾斜地です。70haと広大で、その全域がAOCに基づいたワイン『コスティエール・ド・ニーム』を産する地域と指定されています。土壌は何億年も前にローヌ河によってもたらされた丸石を多く含んでおり、ブドウ造りに敵したものです。畑は25区画からなり、区画ごとに品種、樹齢を分けて栽培されています。もつとも古い木は、樹齢100年、平均でも30年以上になります。現オーナーのドミニク・リコム氏は土壌管理をはじめブドウ栽培全体に高度な知識を持ち、きめこまかな農法を行い、フランス農産省が認定するアグリキュルチュール・レゾネ(地球に優しい理論的農業)に基づいたもので、環境や土壌の豊かさを最大限に守りながら、高品質で安全なワインを生産することを目的としています。