東亜商事|Passion Cellar : マリアージュ
ソムリエ田崎真也とロワジール美食の饗宴
2009年9月11日金曜日 19時~
ロワジールホテル厚木
世界を代表するソムリエ 田崎真也氏を迎えてのロワジールホテル厚木のスペシャルイベント。
総料理長 高橋と日本料理長 工藤による洋の”エスプリ”と和の”雅”のコラボレート
料理のひと皿ひと皿に、田崎氏がベストマッチのワインをセレクト。詳細は下記の通りです。
【ワイン 】
クレマン・ド・リムー・ロゼ
【料理】
和前菜(床節、鯖手綱寿司、海老・もろ胡瓜・チーズ生ハム包み
炙り唐墨 揚新銀杏・カシューナッツ、丸十煎餅、トマト釜盛り・帆立貝・
鶏笹身・オクラ・パプリカ・トマトジュレ・黄身酢ムース
ワインと料理の相性を書かれた本はたくさんありますが、
それぞれの日本酒と料理の相性を理論的にまとめた本は少ない。
和食はお米、味噌汁がでてきてから初めて食事となりそれまでの料理は、
酒を振舞う為の脇役と考えられていたため、相性という考えは生まれなかったそうです。
酸味の少なく果実味が若干あるリムーはこの前菜全ての食材と合わせやすかったです。
【ワイン】
真也の酒、イザベル・ソーヴィニヨンブラン(ニュージーランド)
【料理】
お造り(本鮪小角造り 鮃 伊勢海老湯霜 針野菜 花丸胡瓜 花穂 紫芽 山葵キウイソース)
ニュージーランドワインがスクリューキャップでしたので、スクリューについてのトークがありました。
10本に1本といわれているブショネを考えるとスクリューは画期的であります。
昔のイメージのスクリューキャップでなくスティルバンというコルクの隙間からボトル内に
外気が侵入することによる酸化を無くし、理想的な瓶内熟成を実現する物に変っています。
高級レストランでも取り扱いが増え、スクリューキャップの開け方も工夫されてます。
真也の酒は岐阜の酒造会社のもので、古酒を何十年も前から作っています。
今日の料理をイメージして年月の違う古酒をいくつか田崎さんがブレンドしボトリングしてきたものです。
古酒は瓶差があるため3時間前に抜栓し一度全て大きな槽に移した後、ボトルに戻しています。
その為香り、味ワイの広がりが直ぐに感じられました。
古酒は鮪とニュージーワインは、キウイソースをからめた鮃 伊勢海老湯霜と相性マッチしていました。
【ワイン】
甲州ソラリス古酒1993 マンズワイン
【料理】
真鯛と帆立貝のポワレ 柚子味噌風味のバターソース
熟成による甘さと枯れた風味が柚子味噌と相性よく、
食中酒としての甘口ワインの生かし方を勉強致しました。
【ワイン】
サントネイ・クロ・デュ・パスタン プルミエ・クリュ1998ドメーヌフルーロ・ラローズレゾルム・ド・ペズ1998
【料理】
牛フィレ肉のグリル山葵風味のコンソメソース季節の温野菜添え
ブルゴーニュ、ボルドーワインの味比べを説明した後、どちらのワインもこの料理には合いますが、
各自好みの相性がどちらなのかを考えながら楽しむ料理でした。
【ワイン】
長野県ナイアガラ氷搾2007 井筒ワイン
ブルゴーニュ、ボルドーワインの味比べを説明した後、どちらのワインもこの料理には合いますが、
各自好みの相性がどちらなのかを考えながら楽しむ料理でした。
【料理】
抹茶のムース オレンジソース
自然現象的には出来ず人工的に凍らせてますが、国産のアイスワインです。
オレンジソースがある為、ベストマッチでした。
料理の相性を演出できる酒であるワインをどうアプローチし、
お買い求め頂くのかあらためて考える機会でした。オリジナル商品提案について、
見積書、サンプル試飲だけでなく実際相性を考え体験して頂く機会を作りそのワインのファンを
増やし続ける事も必要かと感じました。